お諏訪さまと天神さまを祀り、地域を見守り続ける神社

深志神社

「深志神社」の本殿
「深志神社」の本殿

創祀は1339(暦応2)年。信濃国守護・国司だった小笠原氏と関わり、深志城と城下町の神社として南深志の地を見守ってきた。ご祭神は「お諏訪さま」で親しまれる武の神、建御名方命(たけみなかたのみこと)と、「深志の天神さま」と称される学問の神、菅原道真公。本殿と拝殿は2002(平成14)年の菅公1100年御正忌大祭記念事業で改修され、荘厳な姿で佇んでいる。境内には神楽殿、稲荷社、八坂神社など数々の社も祀られている。

「深志神社」の例大祭(天神祭)で境内に並ぶ舞台
「深志神社」の例大祭(天神祭)で境内に並ぶ舞台

日常では家内安全、病気平癒、学業成就などの日々の生活の祈願をする人が訪れ、また、七五三や年祝い(健康長寿祈願)、厄払いなど人生の節目のご祈祷が執り行われている。お守りも数々あり、自分の願いに合わせたお守りを授かることができる。

「深志神社」の例大祭(天神祭)で担がれる神輿
「深志神社」の例大祭(天神祭)で担がれる神輿

年間を通してさまざまな祭事・神事が行われ、地域の人に慕われている。新年に多くの人の幸福をお祈りする歳旦祭からはじまり、神職や総代の手によって炒られた福豆をまく節分祭、恵比寿祭、除夜祭、八坂神社や宮村宮など各社の例祭などが行われている。とりわけ、7月24日と25日に執り行われる例大祭(天神祭り)は松本平に夏の到来を告げる風物詩として知られている。舞台や神輿が出る華やかなお祭りで、300年以上の歴史がある。舞台は24日の早朝に曳き出され各町に置かれ、宵祭りで深志神社の境内に16台が揃い並ぶ。神輿は翌日に町内を回って神幸される。舞台も神輿も文化財に指定されており、大切に守り継がれている。

深志神社
所在地:長野県松本市深志3-7-43 
電話番号:0263-32-1214
https://www.fukashi-tenjin.or.jp

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